調理とガス代

毎日の食事の支度においても、
ちょっとした工夫があればガス代を節約することが可能です。


たとえば、鍋やフライパン、やかんなどの調理器具を選ぶときには、
なるべく底が平らで大きなものを選びましょう。


底が平らで大きなものは炎の当たる面積が大きくなるので、
熱の伝導もよくなってすぐに熱くなります。


そして、火の通りも早くなり、
調理の時間が短縮されてガス代の節約につながります。


また、ガスコンロにかけるときは底の水分をふき取ってください。
底に水分が残っていると余分な熱が必要になるからです。


ガスコンロが油や煮汁などで汚れて目詰まりすると、
ガスの燃焼効率が下がってしまいます。
使い古しの歯ブラシなどでこまめに掃除をしてください。


お湯を沸かすときは、蛇口の水をそのまま沸かすよりも、
給湯器からのお湯を沸かしたほうがガス代が節約できます。

部屋の片付け

部屋の片付けや掃除が苦手な人というのは結構いるようです。
・誰も自分の部屋に来ないから掃除しなくてもいい
・自分はおおらかな性格なので細かいことは気にしない
・部屋が片付いていなくても誰にも迷惑はかからない
・片付けたいけど忙しくてできない
・何から手をつけたらいいのかわからない


理由はいろいろとあるでしょうし、
確かに部屋がきれいに片付いていなくても、
誰にも迷惑がかかるようなことはないかも知れません。


でも、もっと単純に考えてみれば、
汚い部屋よりきれいな部屋のほうがいいと思うはずです。
ゴチャゴチャした部屋より、スッキリ片付けられた部屋のほうが
快適だと思うはずです。


だったら、きれいにしたほうがいいのではないでしょうか。
おそらく、ほとんどの人は部屋をきれいにしたい、
と思っているのではないでしょうか。


ただ、忙しいから、面倒くさいから、
あるいはどのように片付ければいいのかわからないから、
ズルズルとそのままにしているだけではないかと思います。


コツさえわかれば、部屋をスッキリ片付けて、
快適な生活を送ることができるようになると思います。

自己流で試行錯誤を繰り返しながらでも、
きれいに片付けができるようになればOKですし、
収納の達人に手ほどきしてもらうのもいいでしょう。
とにかく、まずは行動してみることが大切ではないでしょうか。

お風呂の湯はり

お風呂は毎日入るという人は結構多いと思います。
夏場はシャワーだけで済ませることもできますが、
寒い冬には暖かいお湯につかるととても気持ちがいいものです。


でも、そこでちょっと気になるのが毎月のガス代ですね。
家庭でガスを使うといえば、やはり台所とお風呂になりますが、
なかでも、毎日入浴するお風呂は上手に節約したいところです。


お風呂の給湯設備のタイプにもよりますが、
たとえば追い炊きができないお風呂の場合、
お湯が冷めないうちに家族全員が入浴しないと、
その都度お湯を足して温度を調節しなければならないので、
ガス代と水道代が余分にかかってしまいます。


また、追い炊きができるタイプの場合でも、
たとえば前日使ったお湯をそのまま沸かすほうがいいのか、
新しくお湯をはるほうがいいのか迷うところですが、
一般的には新しく入れるほうが節約できるといわれています。


とくに冬場は前日に入れたお湯は水温が下がりやすいので、
追い炊きするときのガス代よりも、新しくお湯を入れるほうが、
水道代を含めても安くなるのだそうです。

電気の契約

電気代を節約するために、
普段の生活のなかでコツコツと積み上げること以外にも、
料金を抑えることができる方法はあります。


ひとつは、電力会社との契約を見直してみることです。
電気の基本料金というのは、
契約するアンペア数によって変わってきます。
ですから、契約アンペア数を低く変更すれば、
基本料金を抑えることが可能となります。


まず、今の生活スタイルにおいては、
どれくらいの電力が必要なのかを考えます。
部屋別、そして季節別に使う電化製品をチェックしてください。
一年を通して、どうしても電源を切れないものといえば、
おそらく冷蔵庫だけではないかと思います。
そして、必要なアンペア数が少なくて済むのであれば、
電力会社に変更を依頼してみればいいのです。


もうひとつの方法は、ブレーカーを切ってしまうことです。
家庭の消費電力の約1割は、待機電力が占めているそうです。
待機電力を元からカットしてしまうために、
一番手っ取り早い方法は、ブレーカーを切ることです。


ただ、そのためには、
部屋別、電化製品別に回路を設けておかなければなりません。
そうすれば、使っていない部屋の回路だけ切っておいたり、
エアコンを使わない時期はエアコンの回路だけ切る、
ということができます。

冷蔵庫の消費電力

家庭用の電化製品の中では、
冷蔵庫の消費電力は、エアコンに次いで大きいのだそうです。


今や、冷蔵庫は生活に欠かせないものとなっていますが、
上手に使えば電気代を節約することができます。


まず第一に、冷蔵庫にものを入れ過ぎないことです。
ものをたくさん入れ過ぎると、冷気が循環しにくくなって、
冷却するのに約5%も電力を余分に使うことになります。


入れる目安としては、冷蔵庫の容量の7割ぐらいが適量です。
また、ものを冷却口の近くに置いても冷気の循環を妨げます。


次に、冷蔵庫を開けてから、取り出すものを探したり、
あるいは、用もないのに扉を開けて中をのぞいたりするなど、
無駄な開閉を減らすことも大切です。


冷蔵庫内の温度は、開閉するたびに上昇してしまい、
冷却するための電力が余計に必要となります。


ものを入れるとき、その都度、適当に詰め込むのではなく、
入れる場所をあらかじめ決めておくようにすれば、
どこに何があるのかが大体わかるようになり、
開けている時間を短くすることができます。

お掃除の知恵

お掃除というのは結構大変なものですが、
ちょっとした工夫によって頑固な汚れを簡単に落としたり、
時間とお金を節約することができます。


窓ガラスをきれいにするときは、
濡らした新聞紙を使って窓ガラスの汚れを落とした後、
乾いた新聞紙で拭くと、ピカピカにきれいになります。
もうガラスクリーナーは要らなくなってしまいます。


ブラインドを掃除するのは手間が掛かるので、
できれば日頃からこまめに掃除することをおすすめします。
そんなときは、薄めた洗剤を軍手に湿らせて手にはめ、
指で拭いてあげると簡単にきれいに掃除することができます。


カーペットのにおいが気になるときは、
カーペットの上に重曹を振りかけてしばらく置いておき、
あとから掃除機で吸い取ってみてください。
嫌なにおいをある程度は消すことができます。
においがひどい時は、重曹を振ってひと晩置いてみてください。


フローリングのツヤを出したいときは、
お米の研ぎ汁を使ってみてください。
水拭きをするときにお米の研ぎ汁を使うだけで、
簡単にツヤを出すことができます。

待機電力の節約

電気代を節約したいというときには、
待機電力を見逃すというわけにはいきません。
この待機電力というのは、電化製品の時計やタイマーの機能などを
維持するために使われている電力のことです。


実際に生活する上では、あまり必要のないこの待機電力が、
家庭での消費電力の約10%も占めているのだそうです。
この待機電力を減らすだけでも、
電気代をかなり節約することができると思います。


待機電力を減らすにはどうするのかといえば、
電化製品のプラグをコンセントから抜いておけばいいのです。
たとえば、テレビの電源はリモコンを使わずに、
主電源でオンとオフを切り替えるようにすれば、
コンセントを抜き差ししてもいいと思います。


他にも、洗濯機、エアコン、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、
DVDプレイヤー、ビデオデッキ、オーディオ、電話機、
パソコンなど実に多くの電化製品で待機電力が使われています。
冷蔵庫のように電源を落せないものもありますし、
毎日たくさんのコンセントをいちいち見て回るのは大変です。


手始めに、使用頻度の少ない電化製品のコンセントから、
抜いておくようにするのもいいと思います。
また、外出する時や寝る前にも、
スイッチを切れるものは切っておくのもいいでしょう。